いつかそう思う時が来る

はじまりの、始まりの話

あの日、武道館で ーはじめての7ORDER「7ORDER LIVE TOUR 2021 "WE ARE ONE"」@日本武道館 編

私が7ORDERと出会ってからいつの間にか半年が経った。

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その後順調に映像見たり雑誌買ったり個人仕事観に行ったりしてたんだけど、そんな中、ある日の生放送で重大発表!と発表されたのはアルバム・円盤の発売、そしてライブツアーの実施、日本武道館でのライブだった。

私は上の記事でこんなことを書いている。

ライブと言えば、1個だけ惜しかったなぁっていうのが、私が気になるなぁと思った時丁度「UNORDER」がアーカイブも終わった所で、見られなかったこと。タイミングよ…!ってなって悔しかった。ガールズコンティニュー読みながらそう思ってた。次の機会があったら絶対見たいな、ライブ。

叶うのが早すぎて笑ってしまう。

元々ずっとバンドが好きで、曲聞いてバンドパフォーマンス見て良い!って思った部分が大きい所に現場至上主義タイプなのも相まって、生演奏でパフォーマンスも見られるライブはまさに一番見たかったものだった。すごく嬉しかった。

そして次の日メジャーデビューをすることが正式に発表されて、展開が早すぎて脳が停止しかけた(笑)

私はメジャーデビューと聞くと一瞬ヒヤッとしてしまう経験をしているので(色々あった…)、若干心配してしまったんだけど、メンバーが「レーベルと一緒により良いものを作る」というスタンスで、曲もデビュー前のものをそのままリリースする形だったのでそれなら安心だと勝手にホッとしたりしていた。

 

そこからチケットを取って、当日を楽しみに待ってたんだけど、近づくにつれ情勢が段々怪しくなってきて…本当に出来るのかなと毎日鬱々としてて、最大限の対策をして開催します!って発表されたときもう、ありがとう…しか言えなかった。色んな意見があってそれを見てまた鬱々としたりもしてしまったけど、怒涛の展開を見ていたら本当に期待を寄せられているのがひしひと伝わってきたので、開催するって決断してくれて良かったって思ってる。(川口で顕嵐ちゃんが「僕たちはステージに立ち続けます」って言ってるの聞いてグッと来ちゃった。)

 

冒頭の通り、私は7人揃っている7ORDERを生で見るのは今回のライブが初めてだった。

なので、この記事は初めて7ORDERとしてのパフォーマンスを見た(そもそもグループのファンというものを今までしたことがなかった)人の武道館ライブ4公演の所感・感想・日記です。初めて見た景色、どこか懐かしい景色、色んなことを体験して色んなことを感じたので、書き残しておきたいな、と思って書いてる。

(厳密に言うと川口も行ったので初めて見たのはそこになるけど、すげえ…楽しい…と思ってたら一瞬で終わってしまって(笑)、ライブとして完全な状態でじっくり初めて見られたのは武道館だと思うので。)

 

武道館に行ったのは、5年ぶりくらいだった。(最後に行ったのは多分JACK IN THE BOXかな。多分、隣の科学技術館サイエンスホールの方がもっと最近イベントかなんかで行った気がする(笑) ) 個人的にも色々思い出がある場所なので、 またここで好きな人達を見られるのは嬉しいな、と思ってた。様々な対策や呼びかけも徹底されてて、開催にあたっての覚悟が伺えるなぁ…と思った。

ちなみに、13日は両方アリーナだったんだけど、片方が前ブロック端の恐らく後半の番号で、一緒に取ってくれた母(諸星担)とよく見えると良いねって言いながら入ったら前の列なくてウケてしまった。花道あるから前の列、存在しなかった。つくづく運で生きている親子である。突然の花道最前に完全に宇宙猫だったけど、すごく素敵な景色を見られた。14日はスタンドだったから、じっくり全体を見られた。

 

ライブが始まる前の会場の雰囲気もとても久しぶりだったから、ワクワクした。(やっぱり舞台とはまるで雰囲気が違うので) アナウンスもかわいい。

暗転して始まると、初めは「LIFE」だった。舞台「7ORDER」の円盤見て、初めに好きだなって思った曲だった。こんな大きな会場でもすごくはっきり強く響く音に、すごく骨太な演奏だな、と改めて驚いたりした。生で聞いてもこれ。レベル高いな…って思った。舞台の映像見て、この曲を聞いた時、いい意味ですごく宣戦布告的だなと思ったんだけど、ライブで聞いたLIFEはそれ以上に色んなもの背負ってる覚悟みたいな部分を感じて、安井くんと顕嵐ちゃんの歌声もより芯の強い感じに聞こえたなぁと思った。

次の「タイムトラベラー」で初っ端メンバーが数名花道に走ってきてくれたんだけど、花道最前だった時初めに来てくれたのが安井くんで「そんなことある?」って固まった。(※私は安井担です) こんなに近くで見たのしにつかぶりだね…。えっかわいいね…改めて顔ちっさってなった。安井くんは満遍なく手を振って最後にウインクして帰っていって「プロ…」てなった。射抜かれるというのはこういうことか。「BOW!!」はバルーン講座があって、ライブって感じだ~~と楽しくなった。安井くんが「間違えても大丈夫!気持ちが大事!」って言ってて可愛かった。「タイムトラベラー」も「BOW!!」もみんな楽しそう~に演奏してて、見てるこっちまで楽しくなって嬉しかった。楽しく演奏してる人が一番好き。だって音楽って楽しいものだからさ~~。長年ギタリストが好きだったからたまにさなぴーをじ…と見てしまうんだけど、この2曲本当に楽しいぜ!って感じで弾いてるの、とても良いなぁと思った。安井くんが萩ちゃんやナガツとアイコンタクトしにいってるのもバンド感があって好き。あと個人的に「BOW!!」の入りの萩ちゃんが叩きながらニコっとして歌ってる姿が印象的で、好き。よく歌えるなその状態で…すごい。

 

そのあとのソロダンスもそれぞれ個性!!って感じで一人ひとり全然雰囲気が違うから面白かった。個人的にモロのダンスがスカッとした感じで好きだった。あと美勇人くん、ダンス上手いんだな…と改めて思った。一番芯がブレないのに脚の動きが超なめらかでホォ…てなった。そのあと「Perfect」~「GIRL」のダンスターンだったけど、初めにも書いたように私、今までグループのオタクというものをやったことがなくて、したがって「グループとしてのダンス」をちゃんと見たのは今回がほぼ初めてだった。(ダンス自体は舞台でも良くあるし推し(※俳優)も良く踊っているので見る機会はあったんだけど。)

だから、このダンスパート見て、「こんなに色んな表現が出来るものなのか!」と初めて知った。「Perfect」「Sabãoflower」「GIRL」の横並びのダンスも揃ってはいるけど、よく見ると個々の癖や個性があって、それがすごーくバランス良くて見ていて気持ちがいい。私の中には比較対象がないからわからないけど、ただ揃ってるだけなよりずっと見ていて楽しいなって思う。シャボンのナガツの前フリが可愛かった。「Rest of my life」だけ異色で、柔らかい感じのダンスがすごく素敵だった。この時間だけ日差しが射してて、空気がふわっと柔らかく感じた。この曲、ほぼ安井くんを見ていたんだけど動きの柔らかくてなめらかな感じがすごく好きだな~って思った。「GIRL」の映像に合わせて色んな困難に立ち向かいつつオダちゃんを探すコミカルで可愛いダンスも良かった。

 

衣装替えつつのMCも色んな話聞けて嬉しかったな。初日初回で肉めっちゃ食べた話のあと「僕たち太らないんです~ごめんね~」って言ってた安井くんウケた。600グラム強はすごい…。萩ちゃんが出てきて会場が(半ズボンだ…)てざわついたのも面白かったな。可愛いよね。あと円陣の話?顕嵐ちゃんの独特な間の円陣、ぜひ見てみたいなと思った(笑) ママオーダーラインの話も微笑ましかったな(笑) モロ母の撮った画像がナガツ母に送られてそれがナガツに送られた流れに笑った。家族ぐるみで仲良しなの、とても良い。安井くんによるさなぴーのベレー帽のなんかの例えもあったな。わからなかったけど…(笑) 前半のシックな揃いの衣装も王子さまみたいで素敵だったけど、後半の個性マシマシな感じも7ORDERぽくて良いなと思った。

 

その後「Monday Mornig」をしっとり聞いて、またダンスパートだったんだけど、メンバーが上着フル装備で登場して、安井くんがモッズコートを着ていて個人的に浮かれちゃった。何故なら、私は友達に「お前はモッズコートを着ていそうな男ばかり好きになる」と散々言われ続けているからである。(?) そう、ぶっかぶかのモッズコートが大好きなのである。肩ズルズルでたまに着直しながら踊ってるの最高だった。そんな…良いんですか?

「Make it true」生で見ると本当に圧巻で、すごくすごくカッコよかった!キレのあるダンスが見ていて気持ち良い。最後に階段を降りてくるのも真打ち登場だぜ!って感じでとても良い(よくわからない例え) この辺美勇人くんもスーパー森田タイムな感じでかっこいい。その後「&Y」だったんだけど、本当にうねったセクシーな振り付けが好きすぎて毎回来るのがすっごく楽しみだった。「悪魔の様に囁くよ jucy love」の振り付けが可愛いのに色気があって超すき。この曲大体安井くんを見ていたのだけど、安井くん、色っぽい感じを出すのが超上手いのでこういうダンスすっごく似合うしめちゃくちゃ良かった…ターンまでなんかセクシーだったもんな(?)しかも、2日目スタンドから双眼鏡してたらサビで思い切りシャツを捲って腹チラしてるのを見て宇宙猫になった。一週間くらい考え込みそうだった。昨日やってた!?と調べたらやっぱり2日目だけだったみたいで、近すぎて記憶飛んでたわけじゃなくて安心した。なんと罪深い…。モロのサックスも雰囲気があって、この曲で吹いてるのが一番好きかもって思った。(てか振付、ヒプステのダンサーさんなんだね。色んな所に繋がりが…。)

このあと、みんながマネキンになってモロがサックスやドリルを吹いたり回したりすると動くっていう劇があったんだけど、萩ちゃんと美勇人くんがバケツをゴンゴン鳴らしてナガツと顕嵐ちゃんを起こすんだけど、顕嵐ちゃんがうるさっ!て顔で耳を押さえるの、可愛かった(笑) ナガツがメジャー持ってきてやすさなの身長とか顔測ってさなぴーWIN!みたいになって安井くんがエーンてなるのも可愛かった(笑)本当に引き出しが多いなぁ。「What you got」もカッコ良かった。最後青空の広がる感じが未来を感じさせてとっても素敵だなって思った。あと最後の「心の奥底に~」と歌う安井くんの声がすごく伸びやかで綺麗でとっても好きだった。

 

そのあと「27」だったんだけど、今の所私はこの曲が一番好きで、生で聞けて本当に嬉しかった。(アルバムのインタビューでメンバーも結構好きな曲に挙げてたね。) 初めのさなぴーのアルペジオから音が広がって…サビに向かっていくの、本当にグッと来た。ナガツのキーボもすごく感情を揺さぶられる感じ。バンド、好きだな…って改めて思わせてくれる曲だなって思う。この曲聞いてて、安井くんの歌声好きだな、とも改めて思ったりもした。可愛いけど強い。ラストにさなぴーと「愛が鳴る方へ」でハモるのが本当に綺麗で好きなんだよね。「Break it」もバチバチにバンドサウンドでテンション上がる。顕嵐ちゃんのラップもテンション上がる。この辺りでやっぱり花道にメンバーがダッシュしてきてくれて、花道前の時、モロはニコニコしてて可愛いし、顕嵐ちゃんは花柄のガウンみたいなのにチンピラみたいな服で、そんな服に合う人君くらいでは?と思ってしまったりした(笑) 顔がいい。あまりにも。安井くんがモッズコートの状態で来てくれたのも嬉しかった。もう「モッズコートを着ていそうな男ばかり好きになる」と言われても文句言えん。モッズコートが似合う人、好きだもん!

 

ここで安井くんから挨拶があって、13日昼で「来ない選択をした人も、怖いけど来てくれた人もみんな正しくて、何が正解かわからないけどステージに立つことを決めた」って言ってくれて、始まるまでずっと鬱々としていた日々が吹き飛ぶようで嬉しかったな。あと「今日という日は特別な1日になるけれど、これからももっともっと特別な日を作っていきましょう!!」って言ってたのがすごく素敵だなって思った。あと印象に残ってるのは武道館ラストの14日夜の「ここまで連れてきてくれたのはみんなだし、全然まだまだ恩返しできてないと思う。もっとすごいすごい景色を見せられるように7人で走ります」っていうことを言ってたのもすごくグッと来た。恩返し出来てないなんてそんなことないよ~だってこんなに素敵な景色を見せてくれてるから!と思ってた。でも、もっとっていう意欲をぶつけてきてくれるのもすっごく嬉しかったりもした。「ここにいる人も来られなかった人もみんなのおかげで」ってこのご時世で来られない人の気持ちもちゃんと受け止めてる姿勢もすごく良いなって思った。


この後新曲の「夢想人」も、メンバー作詞作曲ということでじっくり聞いてたんだけど、私は過去のことはよく知らないことも多いんだけど、この人たちは全部なかったことにしないで持って歩いてきてるんだなぁとすごく思った。新しくスタートを切る時って、過去を全部なかったことにしちゃう人も多いから、そうではないの、すごく強いな…って思った。みんなきっとそういう所に惹かれているんだなぁって、思った。じんわりと暖かくて少し切ない曲だった。メンバーが一人ずつ去っていって、最後に響くさなぴーのギターもすごく強くてカッコ良かったな。

これはすごく個人的な話なんだけど、アリーナから、スタンドからこの曲を演奏するメンバーを眺めながら、ぼんやりと昔もこんな風に大きなライブに行ってたなっていうのを思い出して、今の景色が懐かしい景色に重なってすごく胸がギュッとなったし、また好きな音楽ができて、こうして見に、聞きに来ることができてすごく嬉しいなって思った。

 

最後に、楽曲制作ドキュメンタリーが流れて、メンバーが出てきてアンコール。もしかして聞けるかも?とちょっと思っていたんだけど「雨が始まりの合図」、フルバージョンで聞けてすっごく嬉しかった。爽やかで明日に続いていく感じがラストにぴったりだったな。水色基調の衣装も可愛かった。手書きの歌詞が出るのもメンバーで作ったんだなって感じで、良かった。でもこの曲も今も過去も全部持って進んでいくんだっていう決意も読み取れてやっぱり強いなぁと思った。晴れやかな気持ちで終われてキュンとした。

最後にメンバー各々各回で個性的な挨拶があって、色んな葛藤はあったけど、今日を迎えられて良かった的な言葉をそれぞれの言葉で聞けてすごく嬉しかった。モロが話してたナガツが「一人じゃなくてよかった」って言ったっていう話すごくキュンとした。最後に扉が閉まって捌けていくときも、萩ちゃんとナガツが真ん中のさなぴーにぐりぐり寄ってわちゃわちゃしてた回とかあって楽しかったな(笑)。

 

そんなわけで、私の「はじめての7ORDER」はひとまず幕を下ろした。初めにも書いたけど私は現場至上主義的な所があるから、生演奏が至高だなあと改めて思ったし、それに全然耐えうる骨太な演奏力を実感できたのも嬉しかった。グループのダンスを見る楽しさも知られたし、メンバー一人ひとりのこと、もっともっと好きになれたし、本当に見られて良かったなぁと思った。そして、良いときに好きになれたなぁ、出会えてよかったな!って思った。

ちなみに母もモロのサックスと歌を沢山聞けてとても満足そうでした。

きっとこの先ももっと特別な日ができて、もっと好きになるんだろうな。楽しみだね。

実はオリックスも行ってるんだけど、それはまた次の機会にちょろっと書きます。

 

素敵な時間をありがとう、7ORDER!

 

 

 

 

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